2010年10月10日日曜日

ホンダF1 V10鈴鹿スペシャル

F1日本GPをテレビ観戦。ホンダエンジンの咆哮は聞こえてきませんでしたが、小林可夢偉選手が見事7位入賞を果たしてくれました。ヘアピンでの度重なるオーバーテイクには鬼気迫るものがあり、文字通り鬼人のような走りには熱いものを感じました。近年では他に2002年(デビュー年)、2003年(テストドライバーから急遽参戦)の佐藤琢磨選手の入賞でもそうでしたが、母国でのレースにかける想いには並々ならぬものがあるのでしょうね。

-懐かしき鈴鹿スペシャル、HONDA、レギュレーションの功の部分-
エンジン開発の凍結などで、現在のレギュレーションでは有り得えませんし、日本のコンストラクターがいない今となっては過去の話ですが、日本グランプリでは、本邦出身のドライバーだけでなく、「鈴鹿スペシャル」という、シーズンの集大成であり、鈴鹿に特化したチューンを施したエンジンの投入にも心躍らされ、そして期待したものです。

また、上記のクリップでも聴き取ることが出来ますが、3.0L・V10エンジンの音はやはり今の2.4L・V8エンジンとは別物ですね(排気量と気筒数だけでなく、回転数も抑えられてしまっています)。フェラーリやその他コンストラクターのエンジン音も素晴らしかったですが、ホンダエンジンのそれはより官能的な高音域で魅了してくれたような気がします。

今後は排気量を1.5Lに抑えたり、過給機付のものの導入が検討される等、昔からのF1ファンには懐かしい響きも聞こえてきています。この辺になってくると、民生用にもフィードバックがし易くなってくる部分もあるでしょうし、参戦に興味を持つ自動車会社も出てくるでしょう(フォルクスワーゲンさんあたりいかがでしょうか?)。このように功罪の功の部分もあります(ドライバーに対する安全性の向上に関しては言うまでもありません)ので、一概には小排気量化の流れを悪く言うことは出来ないのですが。


ルノーRS27(2.4L V8):東京モーターショー2007にて。

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